甲州金
甲州金【徳川貨幣の母胎】金貨の発展段階としては、砂金から竹流金〔たけながしきん〕といった棹金や板金、そして蛭藻金〔ひるもきん〕や無銘大判と呼ばれる延金へ、形態上では進化してきたが、いわゆる貨幣制度といったものは、まだ全く整っていなかった。それが武田信玄の創鋳になるといわれる甲州金の出現によって、突然変異のように現われてきたのである。この貨幣制度は武田氏が亡びたあとも徳川家康によって引き継がれ徳川幣制...
View Article戦国武将の黄金山 泉昌彦氏著
戦国武将の黄金山 戦国時代に武田氏と並ぶ隣国の武将には、越後の上杉氏(佐渡金山)相模の北条氏(伊豆金銀山)駿河の今川氏(富士、阿部の金山)信州の諏訪氏(金鶏、真志野金山)同州の大井氏(樺山、川端下金山)上杉管領地 (奥秩父金山) 以上の中心武将の他に中国地方では大内、毛利、吉川、小笠原の各氏が天文学的産銀をみた石州銀山(島根県大田市)をめぐって激しい取合いを演じた。...
View Article口素堂詩文・序文・跋文集・詞書 素堂45才 貞享三年(1686) 秋、「芭蕉素堂に瓢の銘を求む」
口素堂詩文・序文・跋文集・詞書 素堂45才 貞享三年(1686) 秋、「芭蕉素堂に瓢の銘を求む」 素堂… あるひと芭蕉庵にひさこを送れり、長さ三尺にあまり、めぐり四尺にミつ。天然みかゝすして光あり。うてハあやしきひゞきを出す。是をならして謳歌しあるハ竹婦人になぞらへて、納涼のそなへとし、又米いるゝ器となして、うち無しなしき時は朋友の許へ投すれハ滞ちて帰りぬ。 予是に銘していはく 一瓢重泰山...
View Article山口素堂詩文・序文・跋文集・詞書 素堂46才 貞享四年(1687)『績の原』岡本不卜編。
山口素堂詩文・序文・跋文集・詞書 素堂46才 貞享四年(1687)『績の原』岡本不卜編。 古き予の友不卜子、十余ふた番の句合を柚にして来て判を求む。狂旬久しくいはず、他の旬猶わきがたし。左蟹右触争ふ事はかなしや。是風雅のあらそひなればいかがはせん。 世に是非を解人、我判かゝはらじとすれど人又いはん、無判の判も判ならずや。 丁卵の冬素堂書
View Article山口素堂詩文・序文・跋文集・詞書 素堂46才 貞享四年(1687)『伊賀饒別』
山口素堂詩文・序文・跋文集・詞書 素堂46才 貞享四年(1687)『伊賀饒別』 芭蕉…故郷へ旅立つ。 素堂三絶外 絶芭蕉老人有故赴郷園 老人常謂他郷即吾郷 今猶莫作戯斯語 吾何不信斯御乎 因綴卑語三絶 以投頭陀 初冬念素堂山子 君去蕉庵莫止郷 故人多処即成郷 風□露宿豊労意 胸次素無何有郷 河辺楊梛無由折 早動翠條迎老身 隠月称陽又小春 小春又邦以陽春...
View Article山口素堂詩文・序文・跋文集・詞書 素堂46才 貞享四年(1687)『績虚栗』宝井其角編。
山口素堂詩文・序文・跋文集・詞書 素堂46才 貞享四年(1687)『績虚栗』宝井其角編。...
View Article江戸に於ける素堂の家について
江戸素堂の家について竹洞……六月十日、人見竹洞等が二三の友と素堂亭を訪れる。 素堂の家(『人見竹洞全集』所収。国立国会図書館蔵)素堂の家……癸酉季夏初十日与二三君乗舟泛浅草入。川東之小港訪素堂之隠窟竹径門深荷花池凉。松風續圃爪茄満畔最長広外之趣也。(『俳句』朝倉治彦氏紹介。) 素堂……深川に屋敷地購入(郡代伊那半十郎 )...
View Article山口素堂 天和1年 辛酉 1681 40才
天和1年 辛酉 1681 40才世相二月 堀田正俊に五万石を加増とし、安中から古河に移封。五月酒井忠清死去。綱吉はこれを疑い、棺を改めさせようとしたといわれる。六月 綱吉みずから越後騒動を再審し、前判決を破棄する。一月 上野沼田城主真田信利を悪政の故をもって改易した。いわゆる磔茂左衛門事件の結果である。十二月...
View Article山口素堂 天和2年 壬戌 1682 41才
天和2年 壬戌 168241才世相一月 大老堀田正俊さらに加増して十三万石となる。二月 病人病馬を捨てることを禁じ、「生類憐みの令」の発端となる。三月 孝行者を表彰。五月 人身売買を禁止。キリスト教禁令などの高札を諸国に立てる。七月 木下順庵を幕府儒官に起用。十二月、江戸で大火、八百やお七の火事である。 俳壇西山宗因歿(78才)。前述の火災で芭蕉庵焼失する。西鶴『好色一代男』。桃青八吟歌仙 「歌仙...
View Article山口素堂 天和3年 癸亥 1683 42才
天和3年 癸亥 1683 42才 世相……二月、長崎貿易の奢侈輸入品を禁止。町人の帯刀を禁止。五月、将軍世子徳松五才で死去。七月、「新武家諸法度」を発令。九月側用人牧野成貞に二万石加増して関宿城主とする。歌舞伎役者の衣服の制限。十二月、江戸大火。 俳壇……三月、西鶴西山宗因の一周忌追善興行。春、一晶江戸に下向し定住。四月、三千風、仙台を発ち、七年に及ぶ全国行脚を行なう。...
View Article白州町 地震、他人ごとではない地盤液状化現象
白州町の皆様へwww.geocities.jp/mp_shimizu/annex/sidestory/ekijouka.htm - キャッシュ白州町の皆様へ. 上の図の赤い色や黄色い色のところは、ご存じですか? これは、中央 防災会議の東海地震に関する専門調査会(第10回)の記録にあったものから書いてみ ました。 東海地震が発生したときに、地盤の液状化が起こる可能性を示したものです。
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