松代藩の概略 真田の歴史
松代藩の概略 真田の歴史『新編 物語藩史』第4巻 児玉幸多氏・北島正元氏著 松代藩は、信濃国(長野県)払代周辺を領有した外様(初期、譜代)中藩である。越後と境を接するこの地に、武田信玄は川中島の合戦で名高い上杉軍との戦いに備える前進基地として海津(川中島、のち松代)城を築いたが、天正十年(一五八二)武田氏が滅亡すると、上杉景勝領となった。...
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松代藩の概略 真田の歴史『新編 物語藩史』第4巻 児玉幸多氏・北島正元氏著 松代藩は、信濃国(長野県)払代周辺を領有した外様(初期、譜代)中藩である。越後と境を接するこの地に、武田信玄は川中島の合戦で名高い上杉軍との戦いに備える前進基地として海津(川中島、のち松代)城を築いたが、天正十年(一五八二)武田氏が滅亡すると、上杉景勝領となった。...
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広重の甲斐路旅日記『街道物語』甲州街道 三昧堂安藤家略歴広重はその技法の遠近透視法が西洋画に影響をあたえ、好んで使った青色は広重ブルーとして知られながら、前場が幕府定火消同心だったことはあまり知られていない。...
View Article甲斐の名所旧跡 夢山 甲斐国志
甲斐の名所旧跡甲斐國志巻之三十八 従五位下伊予守 松平定能編輯 古蹟の部 山梨郡万力筋〔夢山〕躑躅埼屋形述の東南に在り東は東光寺、西は大泉寺の山林なり、南は二本松、長禅寺山へ績き、北は大笠山に連なり、茶堂越と云う古昔の官道あり、北は積翠寺村、板垣村の御林山なり。題しらず(夫木集に云う、夢山甲斐) 讃人しらす さに歌枕名寄 都人おほつなしやゆめ山を...
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甲斐の名所旧跡甲斐國志巻之三十八 従五位下伊予守 松平定能編輯 古蹟の部 山梨郡万力筋〔夢山〕躑躅埼屋形述の東南に在り東は東光寺、西は大泉寺の山林なり、南は二本松、長禅寺山へ績き、北は大笠山に連なり、茶堂越と云う古昔の官道あり、北は積翠寺村、板垣村の御林山なり。題しらず(夫木集に云う、夢山甲斐) 讃人しらす さに歌枕名寄 都人おほつなしやゆめ山を...
View Article甲斐の名所旧跡〔小山田左兵衛尉信茂墓〕
甲斐の名所旧跡〔小山田左兵衛尉信茂墓〕甲斐國志巻之三十八 従五位下伊予守 松平定能編輯 古蹟の部 山梨郡万力筋 東光寺村ノ南善光寺ノ三門前へ出ツル道ノ傍ニアリ、上ニ榎ヲ植ヱタリ、壬午ノ時(天正10年)信茂詐謀リテ勝頼父子ヲ誘引シ父子敗死ノ後織田家ノ褒賞ヲ得ントテ都留郡ヨリ出来リ忽チ戮殺セラレシナリ、軍鑑ニ信茂及武田左衛門佐、小山田八左衛門、小菅五郎兵衛四人(甲府善光寺ニテ殺サルトアル(即チ此處ナリ。...
View Article甲斐国四郡古高帳(現、北杜市・韮崎市)
甲斐国四郡古高帳巨摩郡(現、北杜市・韮崎市)六千石 屋代越中守六千石 三枝土佐守三千石 真田隠岐守千四百九拾六石 馬場民部千石 玉虫対馬守八百四拾四石 青木與兵衛三百弐拾四石 知見寺越前守弐百七拾五石 米倉佐太夫弐百拾四石 米倉加左衛門三百九拾六石 山高甚左衛門百七拾七石 入戸野又兵衛弐百七拾七石 曲淵助之丞六百三拾壹石...
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甲府城金蔵破り 『街道物語』甲州街道 三昧堂天領甲府城の卸金蔵ともなれば、さぞかし警備も厳重なはずだが、いかに雪の夜とはいえ、あっさり破られて一千数百両もの大金が盗まれたのである。犯人は、領内の貧農であった。雪の深夜の犯行 絶え間なく降りしきる粉雪の中をゆく次郎兵衛の頭には、いまは金のことしかなかった。(せめて五十両、いや三十両でいい‥…)...
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