素堂と最も交友の深かった 儒者人見竹洞 朱子家訓 交友録
素堂消息 元禄六年、素堂と林家それに人見竹洞との交遊《筆註》・『含英随記』伯毅著。(高木蒼梧氏著『俳句講座』「俳人伝、素堂」所収。「子晋(素堂)之才は擒ふ可らず。葢し林門の三才の随一たるべし」・『素堂傳』蟹守著、(未見)「学才我門に絶すと師の春斎も語られき」...
View Article山口素堂草庵五物 『通天橋』雁山編
山口素堂追善 草庵五物『通天橋』雁山編(『甲府市誌』「資料編」巻四近世3) 一、高眠石 此灯籠出、甲斐根かゝげて尽て鬚も怪我なし蛬 素丸 一、夢山 手水鉢 出、甲斐根ばせを覚て今ぞまことに一檜杓 一、今日掛物...
View Article馬場美濃守『甲斐寺記・神社記』『巨摩郡北山筋吉沢村太寧寺由緒書』
『甲斐寺記・神社記』『巨摩郡北山筋吉沢村太寧寺由緒書』の項には、再開基、武田信玄之将士馬場美濃守、法号...
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(甲斐)禅宗憎の活躍 資料『山梨郷土史研究入門』山梨郷土研究会 山梨日日新聞社 平成4年(一部加筆) 【加賀美遠光】 甲州の臨済宗寺院の初めは、遠光寺(甲府市伊勢町)縁起によれば建暦元年(1211)栄西の弟子の宗明を加賀美遠光が請じて創立したと伝える。 【蘭渓道隆】...
View Article芭蕉翁終焉記 宝井其角編 附『枯尾花』
芭蕉翁終焉記 宝井其角編元禄八年(1695)刊 『蕉門俳諧後集』「枯尾花上巻」 はなやかなる春は、かしら重く、まなこ濁りて心うし。泉石冷々たる納涼の地は、ことに湿気をうけて、夜もねられず、朝むつけたり。秋はたゞかなしびを添ふる膓をつかむばかり也。ともかくもならでや雪のかれ尾花と、無常閉関の折々は、とぶらふ人も便りなく立帰りて、今年就中老衰なりと嘆きあへり。...
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水六則一、自ら活動して、他を動かしむるは水なり。一、常に己の進路を求めて、止まらざるは水なり。一、障害にあい、激しくその勢いを百倍し得るは水なり。一、自ら潔ようして、他の流れを洗い、清濁併せ容るの量は水なり。一、動力となり、光となり、生産と生活に無限の奉仕を行い、何ら求めざるは水なり。一、洋々とした大洋を充たり、発しては蒸気となり、雲となり、雨となり、雪と変じ霧と化し、凝っては玲瓏に鏡となり、而も其...
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