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堀田正信 老中人事に怒って自滅
堀田正信 老中人事に怒って自滅『三百諸侯おもしろ史話』 新井英生氏著 毎日新聞社 平成2年 一部加筆 寛永九年(一六三二)~延宝八年(一六八〇)下総佐倉十一万石第二代藩主・上野介・改易 正信の父正盛は、三代将軍家光の老中として功績があり、しかも家光に殉死したいわゆる忠臣であった。だから正信はいずれ近い時期に自分も老中に任用されるだろうと、取らぬ狸の皮算用をしていた。...
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侠客 西保の周太小田切七内氏著 一部加筆 西保の周太(正しくほ周太郎)は、寛政五年(1793)三月、峡東旧西保中村上の芦沢組に生れている。 父を竹川義邦と云い、周太はその長男として生れた。 周太は子供の頃から気持ちがさわやかで、物覚えがよく、身ごなしが機敏で近隣の人だちから神童と呼ばれ、学問を西源寺の真禅和尚に学び、その上達ぶりには、師の真禅も舌を巻いたほどであったという。...
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甲州の和算家 関流と『算法通書』甲州の和算家 弦間耕一氏著『文学と歴史』 第6号 一部加筆甲州の関流と算法通書 八代郡塩田村の岩間孫兵衛、同八代郡市川大門村の小沢久右衛門については、「文学と歴史」の三号で紹介した。...
View Article○京風いろは短歌稿
○京風いろは短歌稿『半日閑話』大田覃筆 い いまぞしる花の都の人心 ろ ろくなるものは更になしは はくは茶粥に豆のかて に にても似つかぬうら表 ほ ほしがるものは餞と金 へ へつらひいふて世をわたり と となり近所も疎ましく ち ちかしき中を隔てつゝ ぬ ぬつたりはげたりしらじらし る るいに集るばかものゝ を をしいほしいの外はなしわ わろも小めろもよくばりてか かわゆけのなきそゞろぶしよ...
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