$ 0 0 俳人百家撰 心敬僧都(しんけいそうづ) 散る花の 音聞く程の 深山かな連歌師。紀伊国に生まれ、三歳で上洛して僧となった。正徹に和歌を学び、やがて心意の名で連歌合に顔を見せるようになった。四十六歳の時に名を心敬に改め、土一揆で荒廃した寺を去り紀伊に下った。その後、一度帰洛したが、応仁の乱前夜に江戸に向かい関東を転々としてその生涯を終えた。宗祇や兼載の師にあたる。代表作に『心玉集』『ささめごと』等がある。一四七五年(文明七年)没。七十歳。