夢窓国師 甲斐を読む
○ 甲州河浦と云所に山こもりしておはしますける庵の庭の雪むら消て人のふみたるに似たりけるを御覧して
我庵をとふとしもなき春の来て 庭にあとある雪のむら消
『夢窓国師御詠草』秋 類集群従。巻第二百六十五
○ 甲州ふえふき河の水上に住給ひけるころ伊勢に生まれ、甲斐に移住。
流れては里へも出る山川に 世ゐいとふ身のかけはうつさし
夢窓-建治元年(1275)~感応二年(1351)
○ 甲州河浦と云所に山こもりしておはしますける庵の庭の雪むら消て人のふみたるに似たりけるを御覧して
我庵をとふとしもなき春の来て 庭にあとある雪のむら消
『夢窓国師御詠草』秋 類集群従。巻第二百六十五
○ 甲州ふえふき河の水上に住給ひけるころ伊勢に生まれ、甲斐に移住。
流れては里へも出る山川に 世ゐいとふ身のかけはうつさし
夢窓-建治元年(1275)~感応二年(1351)