Quantcast
Channel: 北杜市ふるさと歴史文学資料館 山口素堂資料室
Viewing all articles
Browse latest Browse all 3088

源頼信

$
0
0
源頼信
資料『大泉村誌』「第三編大泉村の歴史」第一節甲斐源氏の勃興と谷戸城他
一部加筆。
 
頼信の子頼義もまた父に劣らず、平安時代中期における名将の誉れ高き武将であった。さきの忠常の乱では父を補佐し、その後、天喜五年(一〇五七)には嫡子義家とともに陸奥へ遠征して安倍頼時を伏誅、さらに康平五年(一〇六二)には頼時の子・貞任、宗任兄弟が反乱を起こしたため、鎮圧に向かい、まず貞任を厨川柵で減滅し、ついで宗任を降伏させるなど奥州十二年合戦ともいわれる「前九年の役」で軍功をあげている。そして父と同じく甲斐国守に任ぜられ、こうして父子二代にわたる声望は甲斐国はもとより東国各地の在地小領主層に大きな信頼をかち得るところとなり、東国地方におる源氏の地歩を確立、その威勢はつとに高まった。この頼義の第三子が義光なのである。

Viewing all articles
Browse latest Browse all 3088

Trending Articles



<script src="https://jsc.adskeeper.com/r/s/rssing.com.1596347.js" async> </script>