▽宝永 元年 1704 63
山中集 涼菟編。素堂、木因併せて芭蕉の二友と称せられる。
☆四月江戸出立、七日から十二日まで逗留。発句、連句あり。
千句塚 除風編。文章一篇、発句一。
渡鳥集 卯七・去来編。発句二。
誹諧番橙集 除風編。発句一。
五十四郡 沾竹・沾荷編。発句一。
濱萩 柳舟編。発句一。
たみの草 湖白編。発句一。
文章一、発句二。
▽宝永 二年 1705 64
歳旦漢詩 歳旦所懐漢詩二編。
寸濃字 支考・座神編。序文。
☆蝶羽亭逗留 閏四月九日、鳴海の蝶羽亭に至り、
五月五日まで滞在。
五日鳴海を発って江戸に向かう。
知足斎日々記 発句三。
誰身の秋 吾仲編。発句一。
夢の名残 海棠編。発句一。
木曾の谷 楚舟・野坡編。発句一。
やどりの松 助給編。発句一。
賀之満多知 発句一。
▽宝永 三年 1706 65
東山萬句 支考編。序文。発句一。
猫筑波 梅員編。発句一。
▽宝永 四年 1707 66
東海道記行 春、上洛。東海道記行を草す。和歌・漢詩・発句
風の上 嵐雪追善集。追悼文。
菊の塵 園女編。序文。
かくれさと 片海編。発句一。
▽宝永 五年 1708 67
とをのく集 百里編。嵐雪一周忌。
梅の時 少長(歌舞伎俳優 中村七三郎)追善集。序文。
▽宝永 六年 1709 68
星會集 輪雪編。発句一。
既望集 吟墨編。発句一。
根無草 艸士編 発句一。
素堂主人書簡 曾良宛。発句二。
▽宝永 七年 1710 69
歳旦漢詩 一篇。
三山雅集 呂茄編。発句一。
★素堂病に臥す。☆瘧(おこり)にかかる。
葛飾 芭蕉十七回忌追善集。序文。
▽正徳 元年 1711 70
誰袖 蘭臺編。発句一。
とくとくの句合 自著、この年頃成立か。
鉢扣 伊丹、蟻道追悼集。序文。発句一。
▽正徳 二年 1712 71
歳旦漢詩 京都にて歳旦の臨み、漢詩を吟ずる。
千鳥掛 蝶羽編。序文。発句六。
素堂書簡 京都にて伊丹の億麿に鉢扣贈呈の礼状。
花の市 寸木編。発句一。
▽正徳 三年 1713 72
鏡 舎羅編。発句一。
★火災遭遇 師走、火災に遭う。
▽正徳 四年 1714 73
歳旦漢詩 漢詩一篇。
▽正徳 五年 1715 74
みかへり松 祇空編。発句一。
昔の水 古梅園編。発句一。
▽享保 元年 1616 75
この馬 法竹編。発句一。
鵲尾冠 発句一入集。越人編。(刊は、翌年)
▽享保 元年
素堂、八月十五日 逝去。