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** 素堂俳諧事蹟年譜 **2 元禄5年~元禄15

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** 素堂俳諧事蹟年譜 **
 
元禄 五年 1692 51
母喜寿の賀   連衆、芭蕉・嵐蘭・沾徳・曾良・杉風・其角。
発句一。
和漢連句 芭蕉・素堂両吟の和漢連句(別項参照) 序文。
俳諧深川集   芭蕉・嵐蘭・曾良・洒堂等を招き、年忘れの会。
発句一。付句一。
俳林一字幽蘭集 沾徳編。序文。発句四。
己が光 之道編。発句一。
旅館日記 許六編。発句三。
元禄 六年 1693 52     
杉風書簡 宗匠にて無レ之者のも名高きは素堂と申者にて御座候。
残菊の宴 芭蕉・其角・桃隣・沾圃・曾良・馬等出座。
幕府儒官、人見竹洞、素堂に素琴を贈る。
竹洞、素堂宅を二三人で訪れる。
本所深川に四百二十九坪の土地を買い求める。
流川集 露川編。発句一。
桃の實 兀峰編。発句一。
元禄 七年 1694 53     
蘆分船 不角編。序文。発句一。
隠家百首 戸田茂水編。和歌一首入集。号・信章素堂。
《芭蕉没》  
枯尾花 芭蕉追善歌仙に参加。
妻の死 十二月素堂は曾良宛書簡で「妻の死」を伝える。
炭俵 野は唐変。発句二。
句兄弟 其角編。発句一。
名月集 心桂編。発句一。
芳里袋 友鴎編。発句二。
芭蕉没に際して竹洞から贈られた素琴の弦を切る。
元禄 八年 1695 54     
歳旦詩 乙亥歳旦詩一篇。
甲山記行 夏、母が急逝する。母の生前の願い「身延詣」の旅に出る。宿を外舅野田
氏宅。
花かつみ 文車編。発句一。
住吉物語 青流編。発句一。
笈日記 支考編。発句四。
元禄 九年 1696 55
裸麥 芭蕉三回忌追善の句。
翁艸 里圃編。発句十二。一座の歌仙二巻及び文章一篇。
元禄 十年 1697 56
陸奥鵆 桃隣編。跋文。発句五。付句一。
俳諧錦繍緞 其角編。発句四。
署名、江上隠士山松子(山口松兵衛か)、序文。
韻塞 許六編。序文・跋文。発句一。
真木柱 擧堂編。発句十二。
末若葉 其角編。発句一。
柱暦 鶴声編。発句一。
元禄十一年 1698 57     
歳旦詩 歳旦、六言六句の詩一篇。(『素堂家集』)
夏から秋にかけて京都に留まる。芭蕉の塚に詣でる。
鳴滝で茸狩り、多くの詩歌発句あり。
続有磯海 浪化編。発句二。
続猿簔 芭蕉遺編。発句一。
泊船集 風国編。発句一。
寄生 桂聚亭編。発句二。
去来抄 素堂、去来に新風興行を持ちかける。
元禄十二年 1699 58     
海道東行 良因編。序文。
俳諧伊達衣   等窮編。発句一。
皮籠摺 涼菟編。発句一。
簔笠 舎羅編。発句一。
元禄十三年 1700 59     
冬かつら 芭蕉七回忌追善吟七。
六玉川 百丸編。跋文。
暁山集 方山編。発句一。
続古今誹諧手鑑 笑種編。発句一。
元禄十四年 1701 60     
宗長庵記 素堂、春上洛。島田宿で『宗長庵記』を草す。
秋にも上洛し、『長休庵記』と改作する。発句二。
そこの花 支考編。発句一。
きれぎれ 白雪編。発句三、一座の表六句一連入集。
追鳥狩 露堂編。発句一。
杜撰集 嵐雪編。発句一。
続別座敷 杉風編。発句一。
荒小田 舎羅編。発句一。
裸麥 曾米編。発句一。
元禄十五年 1702 61     
知足亭逗留   京都より下る途中、鳴海知足亭に逗留。
花見車 素堂評あり。
三河小町 白雪編。発句一。
利休茶道具図 茶人、山田宗偏の『利休茶道具図』に序文。
元禄十六年 1703 62     
歌林尾花末   梅柳軒水編。和歌一首入集。
行脚戻 五桐編。発句一。
分外 艶士編。発句一。



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