Quantcast
Channel: 北杜市ふるさと歴史文学資料館 山口素堂資料室
Viewing all articles
Browse latest Browse all 3088

茗荷(みょうが)を食べるとなぜ物忘れする

$
0
0
茗荷(みょうが)を食べるとなぜ物忘れする
 佐伯誠一氏著『不思議いっぱい科学の本』おもしろ科学なるほど200話より
 
昔、お釈迦さまの弟子に、槃特(ばんとく)という人物がいた。この人はひどく物おぼえが悪くて、自分の名前まで忘れるほどだったので、名札をいつも首にかけていた。
 この人が死んだので葬ったところ、その墓から草が生えてきた。これがミョウガである。槃特が首に名札をかけていたことから「茗荷」と呼ぶようになったという。
 そして、茗荷とこのミョウガを結びつけて、これを食べると物忘れをするという言い伝えができたのだそうだ。
 食用にするのは、ミョウガの花の筍と呼ばれる部分で、辛味と香りがあるので、汁の実や酢の物、刺し身のつまなどに広く使われている。
 むろん、ミョウガを食べると物忘れをするというのは、科学的にはなんの根拠もないことである。

Viewing all articles
Browse latest Browse all 3088

Trending Articles



<script src="https://jsc.adskeeper.com/r/s/rssing.com.1596347.js" async> </script>