将門は必ず将あり、相門は必ず相あり 孟嘗君
『人を動かす 名言・逸話 大集成』監修鈴木健二氏・篠沢秀夫氏
『史記』で司馬遷が孟嘗君に語らせた言葉。将軍の家には将軍が出、宰相(総理大臣)の家には宰相が出る。りっぱな家柄からはりっぱな子が生まれるというもの。
日本でも封建時代には職業選択の自由がなくて、多くは親の仕事を受けついだので、こんな考えが通用した。親の仕事を見よう見まねでマスターすることもあるので、今日でもこのことはある程度、当てはまる。もちろん逆は真な
らず、である。できの悪い親のもとで、すばらしい子が育つこともある。こういうケースを「とんび(鳶)が鷹を生む」などという。