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Channel: 北杜市ふるさと歴史文学資料館 山口素堂資料室
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馬鹿(ばか)とはさみは使いよう

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馬鹿(ばか)とはさみは使いよう
『人を動かす 名言・逸話 大集成』監修鈴木健二氏・篠沢秀夫氏
 
 現代において〝馬鹿″といういい方は穏当ではないが、とにかく、人それぞれに持っている才能にあわせた仕事をあたえれば、それ相応の働きを期待できるということ。
 どんなに高級なはさみでも、使い方が悪ければうまく切れない。どんなに安物のはさみでも、上手に使えばそれなりに役立つ。
 すなわち、人を使うときは、その人の能力と適性を正確に把握しなければならない。
 ひとくちに頭がよく有能だといっても、どの分野で有能なのかわからなければどうしようもないのである。その得意な分野で活躍させない限り、その人は無能者とかわらないことになる。
 反対に、いくら無能な者だといっても、人間それなりにとりえがあるものだ。そのとりえの部分をうまく生かして仕事を与えれば、期待どおりの成果もあげられようというもの。
 人を使うというのは、単に使えばいいというものではない。人それぞれの特性を生かして使ってこそ、はじめて、人を使うということになるのであろう。
 

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