素堂と池西言水(いけにしげんすい)
目には青葉山ほとゝぎすはつ鰹
生年:・慶安三年(1650) 歿年・:享保七年(1722)年七十二才。
本姓池西則好。大和国奈良の人。素堂と言水の俳諧集での出会い(延宝年間)は風虎主催の『六百番俳諧発句合』及び言水の処女撰集『江戸新道』(延宝六年)である。
この『江戸新道』には素堂の
目には青葉山ほとゝぎすはつ鰹
の句が入集している。『江戸八百韻』では一織の項に記載してあるように素堂・幽山・一識らと交流。『江戸蛇之酢』 (延宝七年)・『江戸弁慶』(延宝八年)・『東日記』(延宝九年)と続き天和二年に京都に移り活躍晩年俳諧書『初心もと柏』を書す。