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Channel: 北杜市ふるさと歴史文学資料館 山口素堂資料室
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甲斐源氏と清光寺

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甲斐源氏と清光寺
資料『大泉村誌』「第三編大泉村の歴史」第一節甲斐源氏の勃興と谷戸城他一部加筆。
清光の菩提寺となっている長坂町大八田にある朝陽山清光寺は、同寺伝によると仁平元年(一一五一)、清光が谷戸城の近くに帰依する僧宗甫阿闇梨を招いて墓言の道場信立寺を建立したのが始まりという。この道場がおよそ三〇〇年後の室町時代中期の文明七年(一四七五)、足利将軍義尚の時代に曹洞宗に改宗され、清光の二字をとって清光寺に改められた。清光は仁安三年(一ニ八八)、五九歳で谷戸城に没し、城の西麓に葬られ、法名を宗甫清光院というが、清光寺の前身である真言道場に建つ牌子には清光院殿玄源太公大居士とある。同所にあった五輪塔が移されて現在の清光寺本堂裏山にある目清光の没年には異説があり、『甲斐国志』や『清光寺系図』では仁安三年となっているが、同じ『甲斐国志』でも仏寺の条、清光寺の項では正治元年(一一九九)、ほかに建久五年(一一九四)、同六年説もある。

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