系譜に見る素堂
- 歴代滑稽傳 許六著 正徳 五年(1715)
素堂七十四才。 江戸 山素堂は隠士也。江戸三吟の時は信章と
云。幽山八百韵は来雪と云。芭蕉翁桃青と友トシ善シ。後正風の
体を専とす。
- 綾錦 沾凉編 享保十七年(1732)
祖 北村季吟----素堂 山口今日庵。始ハ云信章又来雪トモ云。
享保二申八月十五日卒。齡七十五 住本所 有墳谷中感応寺
- 誹諧家譜拾遺集 丈石編 明和八年(1771)
祖 松尾芭蕉----素堂 山口氏稱今日菴トモ 名信章
號来雪 住東府 享保二丁酉年八月十五日歿。齡七十五。
連俳睦百韻寺町百庵著 安永八年(1779)
山口太郎兵衛 信章 来雪 来雨 素仙堂―仙=素堂。
- 甲斐国志 松平定能編 文化十一年(1814)(別記)
祖 北村季吟----素道(堂)山口氏。
信章 来雪 字、小晋・公商
蕉門諸生全傳 曰人編 文政中期(1818~30)
甲斐酒折産也 神職ノ人也 葛飾隠士 信章斎来雪
號山素堂 性巧俳句及詩歌而 名品其矣。
享保元年八月十五日歿。法名廣山院秋厳素堂居士
碑面 本所中ノ郷原町東聖寺松浦ヒゼン守隣ナリ
俳家大系図 春明編 天保九年(1839)
祖 北村季吟----素堂 山口氏名信章
字、子達・来雪・復白蓮 享保元年八月十五日谷中感応寺
葛飾蕉門文脈系図 錦江編 嘉永期(1848~5)
祖、山口素堂
葛飾正統系図錦江編 嘉永三年(1850)
祖、山口素堂