Quantcast
Channel: 北杜市ふるさと歴史文学資料館 山口素堂資料室
Viewing all articles
Browse latest Browse all 3088

南アルプスエコパーク 歴史資料 柳沢氏・青木氏

$
0
0
白州町・武川町の歴史・史跡〔柳沢氏と横手氏〕
 柳沢氏については武田時信の子時光が青木氏を称し、その五代安遠のあと、長男義虎が青木氏を継ぎ、次男信興が柳沢に任して柳沢氏の祖となった。その三代信兼が武田勝頼に仕えて、天正八年十月、上州膳之城攻めのとき軍令にそむいて先駆をしたという科で切腹を命ぜられたが、勝頼は柳沢の名跡が絶えるのを惜しんで、横手信俊に柳沢姓を嗣がせ兵部丞を名乗らせた。横手氏は青木信時の弟信国が名のっていたが、信国の討死により信玄の命により弟信俊が横手氏を嗣いでいたのである。横手氏はそのあと信俊の養子源七郎が継いでいる。
                  
青木五代 安遠―義虎(青木氏)―信定―信立―信時(青木氏)
―信国(横手氏)戦死
―信俊―安吉
―安忠-柳沢吉保
        ―信興(柳沢氏の祖)  
 
白州町・武川町の歴史・史跡〔柳沢安忠が柳沢の父 柳沢信俊、吉保の祖父〕
 この柳沢信俊が吉保の祖父である。柳沢兵部丞信俊は小牧の戦、信州真田との戦などに戦績をあげ、ついで小田原の陣にも参加している。のち家康の関東移封にともなって、他の武川衆とともに関東に移り、武蔵鉢形の地を領した。信俊のあと安吉が嗣ぎ、二代将軍秀忠に仕え、後三代将軍家光付となり、安吉は下総国原方村に二三〇石、弟安忠は上総国市袋村に一六〇石の知行を与えられた。この安忠が柳沢吉保の父である。
 


Viewing all articles
Browse latest Browse all 3088

Trending Articles



<script src="https://jsc.adskeeper.com/r/s/rssing.com.1596347.js" async> </script>