$ 0 0 山口素堂 『慶分船 詩文』不角編。53才 元禄七年(1694) 五月あめ晴過る比慶分船をさしよせて、江の扉をたたく人有。この船や難波の春を始めて玉江のあしの夏狩りものせて是をおもしとせず。尚しほれ戸のからびたるも一ふしあるはそれすてみや。しばしかたらひ手をわかつとき 鳩の巣や帰る目路成芦のひま 素堂 春もはや山吹しろし萱苦し 素堂