$ 0 0 ニュートンとストーブ 東堀一郎氏著『話のタネになる本』昭和49年刊 光文書院 一部加筆 万有引力の発見者のニュートンは、研究に熱中すると、それ以外のことには全く無関心で、このことは日常生活上にも現われます。老年になってからのある日、ストーブにあたっていたニュートンは熱くてやりきれないので、召使いを呼んで、ストーブの火をかき出させました。召使いはけげんな顔をして「先生、なぜイスを後へお下げにならなかったのですか」というとニュートンは初めて気がついたように「なるほど、そういう手があったね」。